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ピザ屋の店長 邪悪日誌


by taka0030027

自己責任で買い物しろ!!

閉店後に電話がなった。

「さっき頼んだ××だけど、どういうピザなのこれ?食べられないでしょう?」

はあ?である。
まずは自分がすべて正しいと言う態度。
店が100%悪いぞと決めつけてくる態度。

「上にのってるものは焦げてるし、生地は固いしどういうこと?」

頼んだものはクリスピー生地である。
Crispとはもともと固いものを食べた、パリッとした感覚のこと。
その食感を出すため、トッピングの水分を飛ばすようなのせかたをする。
当然焦げ目がつく。
つまりご指摘は当たり前、そういう商品なのである。

「いいからすぐ来て見てみて!!」

まあ、行ってみないと始まらない。
今までのオーダーを店のデータで確認する。
一度もうちの店でクリスピーは注文していない。
つまり、前回食べたものと違うという話ではないのだ。
とにかく行ってみた。

「見てこれ! これがおかしくないと言うの?」

さっそく自己中心的な発言である。
金を払えば神様になった気分である。

「クリスピーとはこのような商品です」

何でも謝るのがクレーム処理ではない。
むしろこの世の中、クレームの半分は
・うさばらし
・やつあたり
・いいがかり
なのである。

「口に合わなかったのは残念ですし、気分を害されたのは申し訳ございませんが、この商品はマニュアルどおりで問題ありません」

百歩譲ったところのもののいい方である。

「これ食べて見なさい!ここの焦げてるのが正しいっていうの!?」

引っ込みがつかなくなったから、何とか言いくるめてやろうと思ったのだろう。
しかし商品は問題ないのである。

「これは、おいしいところですよ、私は大好きですよ」

なぜにこのババァは、引っ込みがつかないのか?
未熟な人間は「ごめんなさい」が言えないのである。
自分が間違うことが恥ずかしいのである。
ましてお金を払って神様になったつもりでいるので、謝る必要がないと思っているのである。
こちらはプロである。商品を見る目がどちらかが正しいのは明らかである。
最初から勝てる話ではないのに、金を払って憂さ晴らしをしたいのである。

最終的には、最後の抵抗として、もう1枚焼いてきてとか言い出した。
収まりつかないのだろう。

焼いて持っていったら、子供が出てきた。
自分で負けたことが分ったのだろう。でなければ堂々と玄関に出て受け取るはずだ。


今「自己責任」と言う言葉が盛んに使われています。
それは買い物をするときにもあるはずだ。
口に合わないから、文句をつける、タダ食いしようとする、ゆするなんて人間のクズ。
商品に疑問や質問があるのなら「すみませんが、教えていただけますか?」と言えば良い。態度が悪い人間に親切にしたい人間はいない。
良いサービスを受けたければ、良い人になる必要がある。
by taka0030027 | 2004-04-18 23:59 | ピザ